給配水管の赤サビの問題(1)

市立小学校の赤水の解消と延命化を実現

建物・設備の保全でやっかいなのが給排水管のサビ問題。BRC22 の活きた水には流すだけで配管のサビを除去。その後、配管内に酸化皮膜を張り、赤水を防止します。

この難題を解決するのが、次の2つの機能です。

新潟市立濁川小学校 2002年8月 BRC22(TH-800)設置ポンプ室内の受水槽一次側に設置

濁川小学校の給水管は「BRC22」を設置する前では サビ水(赤水)が止まらない最悪な状況でした。

しかし「BRC22」設置から3ヶ月後には赤水が出なくなる状態にまで改善されました。

 BRC22 設置前・後の水飲み場

水飲み場には

「この水は飲めません」と看板が立てられていました。

 

 

配管内部のサビ堆積の様子

マイクロスコープで内部撮影すると、給水管内部が凸凹の錆で覆われているのが確認されました。

BRC22設置の3ヶ月後には
赤水が出ない状態にまで改善

濁川小学校の給水管はBRC22を設置する前には 赤水(サビ水)が止まらない最悪な状況でした。

しかしBRC22設置から3ヶ月後には赤水が出なくなる状態にまで改善されました。

給配水管の赤サビの問題(2)

市立中学校の赤水の解消と延命化を実現

 

 

BRC22 設置前の水飲み場の様子

生徒が飲む水に問題を抱えていたが予算の都合上、配管交換などの対策を打てず、困まり果てていました。

右の写真のように「水を飲む際は、まず水を流してさび色が出なくなってから飲みましょう」と、鏡の間にラベルを貼って注意換気していたほどでした。

設置後の水の採取経過

設置後1年間、蛇口から水の採取(右図のペットボトル)を続け、赤水の濁りの変化を追いました。

設置前の茶色い水(赤水)から半年後には赤サビの色が目立たないようになり、1年後には、無色透明な水になった様子が観察できます。

BRC22を設置する前は、赤水(サビ水)が止まらないという最悪な状況でした。

しかしBRC22設置から6ヶ月後には赤水が出なくなる状態にまで改善されました。

その費用対効果が評価され、BRC22は2017年現在、新潟県内の市立小中学校で赤水対策として20校以上で採用されるに至りました。

しかも、他の防錆・除錆方法に比べ費用が安い、効果が長期間維持するなどのメリットも。

さらに冷却水等のスケール防止にも大きな効果をあげています。

期間が経過するほどPH値が上がるのは驚き

BRC22を設置後、約9年を経過したマンションの給水管内の撮影、ならびに住戸の蛇口から出る水道水の水質検査を実施した結果、水道法に基づく水質基準に適合していることは当然ですが、設置後6年経過時の測定値より、さらにその3年後(設置後9年経過時)のpH値が上がっていることが確認*されたのは驚きでした。

*一般的に給水管内のサビ(水中の錆)は、水中に溶けている酸素の量によって発生し、pH値の低い(酸性)水のほうが腐食しやすい、とされています。


1990年代までは、ほとんどのビル・マンションで水道給水に白ガス管が敷設されており、それらの建物が20年代に一様に更新の時期を迎え、赤サビや漏水に悩まされています。いち早く「BRC22」設置したところでは高額な更生工事やライニング工事が不要です。また、塩ビ管内部はバイオフィルムが張り付き不衛生な状況ですので、いちど配管内の内視鏡検査の実施をお勧めします。

BRC22を導入したビルの給排水管は大きく劣化せず40 年経っても給排水管の双方とも交換は必要ありません。私たちは、つぎのように断言しています。

 

マンションの長期修繕時に BRC22を導入することで給排水管の交換工事は不要に!
BRC22を設置後、約9年を経過したマンションの給水管内の撮影、ならびに住戸の蛇口から出る水道水の水質検査を実施した結果、水道法に基づく水質基準に適合していることは当然のことながら、驚くべきは、設置後6 年経過時の測定値より、さらにその3 年後(設置後9 年経過時)のpH 値が上がっていることが確認* されました。

* 一般的に給水管内のサビ(水中の錆)は、水中に溶けている酸素の量によって発生し、pH 値の低い(酸性)水のほうが腐食しやすい、とされています。

大規模修繕における給排水管の交換費用を大幅削減!

 

中規模マンションの大規模修繕の例

中規模マンション(敷地面積390m2、延床面積約2100m2、地上11階、住戸数30戸、 鉄骨鉄筋コンクリ ート造の建物)の場合の長期修繕計画・ 収支計画では、築30年後、築35年後にそれぞれ給水管交換工事、排水管交換工事を計画しており、その費用は835万円と1,580万円、合わせて2,415万円を、工事費用として見積もっています。築15年から築45年までの聞にかかる全体の修繕計画費用に占める割合は約12%です。

 *上記は実際の大規模修繕計画における数値であり参考例です。マンションの規模により内容は異なります。

 

国土交通省が作成しているマンションの維持管理に関するガイドライン で、築1996年以降に建築されたマンションでは、給排水管の修繕周期を 30年(築1976~95年のマンションで、は25年、築1975年以前のマンション では20年)としています。

 

住戸30戸の場合、BRC22(TH-800)で大規模修繕コストを3分の2削減!

30年から35年に一度の大規模修繕にかかる給排水管の交換工事を「BRC22」設置に変更すると、その費用の約3分の1程度で済みます。 つまり、費用の3分の2を削減できることになります。

 

* 中規模マンション(地上11 階、住戸数30 戸、鉄骨鉄筋コンクリート造の建物)で給水管交換修繕周期30年、同排水管35 年と想定した場合。 上記は実際の大規模修繕計画における数値およびBL 基準による同時使用水量算定( 次頁表30 戸の場合186L/ 分) をもとに試算。建物構造や給排水管の長さ、または導入するBRC22のモデルにより、異なる場合があります。