ボイラ燃料費削減手段の比較

ボイラの燃費を改善するための解決手段には幾つかあります。そのほとんどがボイラ機器や燃料の改善・改良を行うためのものですが、「BRC22®︎tech」はこれまで誰も考えなかった水そのものの機能を使用して熱効率を上げます。どのように変わるのでしょうか。


削減手段

操作
対象

削減手法

燃料費
削減率

利点・欠点
新型ボイラ機器への買い替え 装置 ボイラ機器も技術進歩により年々燃費が改善された製品が発売されているため、機器を新型に交換する

3〜15%

初期費用負担が大きい

 燃料の燃焼効率改善装置の導入 装置 燃焼効率を上げるために、機器そのものの変更や特殊装置を追加する

 5〜10% 

ボイラに直接接続するため、既存システムに影響あり

エマルジョン燃料供給装置の導入

燃料 ボイラ燃料に水と界面活性剤を加えて、従来の燃料と同等の燃焼効率を持たせ、燃料削減を図る

10〜20%

燃料と同様にランニングコストが発生
BRC22の導入 加熱対象の水そのものを対象にしているため、ボイラ機器・装置には全く影響を与えない

7〜10%

・既存装置へ影響が無い
・メンテナンスフリー
上記との併用も可


水の比熱が変わると、お湯が沸きやくなる

蒸気ボイラーの正常稼働/維持管理に必要不可欠なのは適切な水道水処理です。

下図の示す通り、燃料効率が良くなり、経費節減に繋がります。

「BRC22®︎tech」によって処理された水は、粘性が低下し、通常水より早く沸騰します。室温26.5°Cの環境で、1リットルの「BRC22®︎techの水」と「水道水」の加熱実験を行いました。上の実験結果の通り、BRC22®︎techの水では、4分経過時点で、64°Cと48°C。8分経過時点で、91°Cと70°C、なんと「23%」も熱効果が高いことがわかります。

比熱とは、単位質量の物質の温度を単位温度だけ上昇させるのに要する熱量。

普通は、1g(または1mol)、1kに対する値を用います。

単位は、j/kg、またはj/k.mol 一般に温度によって変化します。

 

 これが「BRC22」がボイラーの燃費効率化・燃料費を削減する科学的根拠なのです!



ボイラの燃費改善効果事例

陸上自衛隊駐屯地 受入隊舎での比較調査

同時期に建設された同じ規模、同じ設備の建物(陸上自衛隊駐屯地受入隊舎 A棟、B棟ともに9階建て)の冷温水循環水系を対象として、A棟にBRC22を導入、B棟の上水との循環冷温水温度を比較。



 ボイラメーカの推奨する清缶剤は本当に必要でしょうか? 

清缶剤(薬品によるボイラ水処理)の使用目的は、ボイラ内部の防錆とスケール付着防止により、ボイラを延命化するといわれています。
ところが…清缶剤を止めることで、延命化が図れるとしたらどうでしょう?

BRC22®︎techなら、それが可能です。

BRC22を導入しているクリーニング工場の事例が示すように、清缶剤の使用を止めることでボイラへの負荷を低減。さらにエネルギー効率が高まり、環境負荷の低減と毎月のコスト削減ができたのです。
(写真は中国のマンションの熱交換器の給水回路にBRC22を設置後に観察されたスケールの剥離状態)

清缶材の記述については➡こちら


機器の交換や修理回数が減れば、経費の節減になります。

例えば2ヶ月に1度のパーツ交換を必要としていたものが、 1年に1度で済むようになれば、それだけでその器械に対してかける費用を大幅に節約できます。BRC22を通過した水は洗浄力の高い状態に変化しますので、設備機器内部のトラブルを抑制する効果が期待できます。

 

BRC22改善効果には、熱効率低下原因の抑制作用も含まれます。

ボイラーの寿命とは、燃費がとても悪くなった状態のことです。機械内部の清浄性(スケールの付着していない状態)が保たれてさえいれば、熱効率の低下を防げます。また軟水器を使用しなくても水垢(スケール)の析出が抑制できるので、ボイラーの運転にかけていた経費も大幅に削減できます。